クリエイトサポート代表の日置です。
テクニカルイラストの会社をやってます。
テクニカルイラストとはマニュアル(取扱説明書や業務手順書、修理書、解説書など)に載っている、組み立て方や使い方の説明をイラストで描いたものです。
私たちはこのようなイラストを日々描いています。
何か製品を買ったら必ずついてくる取扱説明書ですが、その中に描かれているイラストを専門に作成している会社(テクニカルイラストレーター)があるのです。
まず、このお仕事はマニュアル制作会社から受注する場合と製品のメーカーから直接依頼を受ける場合があります。
マニュアル制作会社は色々な製品のマニュアルを制作しており継続して依頼を受けます。安定経営にはかかせません。
メーカーからの依頼は新製品が出た時や変更があった時にいただくので時期があります。繁忙期、閑散期の波があります。
それらのお仕事をうまく合わせながら日々経営しています。
テクニカルイラスト会社の営業は飛び込みで行ってもまず相手にされません。なぜならもうすでに既存のイラスト会社を抱えているので新しく入る余地がないからです。
余程の低価格設定(東南アジアなどで制作するとか)でなければ既存の取引会社を変えてまで採用にいたることはないでしょう。
では、新規顧客を得ることはできないのでしょうか。それでは会社に成長が見込めません。
コネのない弊社のようなテクニカルイラスト会社はホームページ営業に力を入れるべきかと思います。
ホームページ営業は一見すると待ちの営業でお客様が来るのをじっと待っている消極的なものに見えますが、実はけっこう攻めることができます。
ブログ記事を書いて情報を発信してお客様の目に留まるようにしたり、ネット広告を出稿したり。
また、ホームページ営業だと対象が全国となり格段に販路が広がります。実際、ホームページから来てくださった弊社のお客様は日本全国に広がっており普通の営業では繋がれなかった広い範囲になっています。
技術的な話をしますと、テクニカルイラスト自体の技術は大昔に確立されそれ自体は変わっていません。ただ、テクニカルイラストを描く道具が進歩しています。
40年くらい前はペンで手描きで描いていたものが30年前にマック(アップル社のパソコン)のアドビイラストレーターで描くようになり、今に至ります。
15年前くらいからは3DCADデータを利用してテクニカルイラストを制作するようになっています。今後はAIなども活用していくことになるでしょう。