インターネットでイラストの外注先を探している担当者様へ。
マニュアルにテクニカルイラストを載せたいけど、どこに依頼したらいいかわからずに悩んでいませんか?
まず、インターネット検索でイラストの依頼先を探すとたくさんの会社や個人イラストレーター、クラウドソーシングサイトが出てきます。
その中から最適な依頼先を探すのはなかなか骨の折れる作業です。いくつか候補を挙げて、相見積もりを取ってとなると手間と時間がかかります。
そこで、イラスト業界に28年のベテランイラストレーターの私が失敗しないイラスト会社の探し方を指南します。
マニュアルのテクニカルイラスト制作先の形態はいくつかあります。
・それは大まかに5つに分類されます。
①マニュアル制作会社(社内にテクニカルイラスト部門がある)
②テクニカルイラスト制作会社
③デザイン会社
④個人のテクニカルイラストレーター
⑤一般のイラストレーター
それぞれにメリット、デメリットがありますので貴社にあった依頼先を選ぶ必要があります。
それぞれの特徴を解説します。
①マニュアル制作会社
マニュアル全般を丸ごと発注するならマニュアル制作会社になりますが、テクニカルイラストのみを依頼したい場合はお勧めできません。
なぜなら、大抵マニュアル制作会社には社内イラストレーターがいるのですが人数がそれほど多くありません。
イラストは外注へという会社も多いのでイラストだけ発注となると中間マージンがかかるため割高な料金設定になることが多いからです。
②テクニカルイラスト制作会社
テクニカルイラストを専門にしている会社です。
基本的にここを選べば間違いはありませんが、会社によってこれまで手掛けてきた分野の違いがあるのでそこは注意が必要です。
航空機、重機等大規模なものから自動車、バイク、産業ロボット、工作機械など中型機械系、家電、電気系、医療系のものから生活雑貨など、
これまでその制作会社が何を主にしてきたかを見ましょう。
③デザイン会社
イラストレーターが所属している場合、制作を依頼できる場合があります。
しかしながらテクニカルイラストの知識が乏しかったり、経験がなかったりするので注意しましょう。
パンフレットやチラシなどデザイン含めて依頼できるメリットはあります。
④個人のテクニカルイラストレーター
元々テクニカルイラスト制作会社で経験を積んでフリーランスになったテクニカルイラストレーターはベテランが多く技術を持っている人は多いです。(もちろん当たりはずれはありますが)
ただ、能力のあるフリーランサーは概ね忙しいことが多いのでなかなか依頼することができません。(大抵どこか大手制作会社の外注をしています。)
サンプル作成など依頼して慎重に探しましょう。
最近、フリーランサーでは安定したイラストの仕事を確保するのが難しく、クラウドソーシングサイトに登録している方が多くいます。
クラウドソーシングサイトでベテランフリーランサーを見つけるのもいいかもしれません。ただし、運営に手数料を取られるため制作料金は高めになります。
⑤一般のイラストレーター
こちらはデザイン会社と同様でテクニカルイラストの経験の有無を問います。可能ならばテクニカルイラストレーターを探した方がいいでしょう。
・まとめ
・制作能力
①②③④>⑤
・量
②>①>③④⑤
・制作料金
①>④>②③⑤
・頼みやすさ
①②④>③⑤
以上から、最も依頼に適している形態はテクニカルイラスト制作会社になります。
その中から以下の条件で絞ってください。
- 制作したいイラストと同系の経験値がある。(サンプルをホームページで見るか、問い合わせる)
- 制作時間単価2,000~3,000円以内。
- 内部イラストレーター3人以上。
- 会社形態である。
- レスポンスが早い。
これで最適なイラスト発注先が見つかるはずです。
弊社はテクニカルイラスト専門の制作会社です。自動車、バイクのマニュアルから重機、産業ロボット、検査機まで経験豊富です。ぜひご相談ください。